小さいころ，親や小学校でこのように言われたことがあると思います。「歯をちゃんと磨きなさい。磨かないと虫歯になっちゃいますよ。」と。こう言われて育った人は，虫歯にならないために一生懸命歯磨きをしたと思います。歯周病の予防法のところでも書きましたが，歯周病を予防する一番の方法は，ブラッシングによる，プラークの除去です。正確に言いますと，歯肉と歯の境目に付着しているプラークの除去です。ここに付着しているプラークを十分に除去できないために多くの方が歯周病になっています。ですから例えば成人式の式典で，または就職したときの入社式で「おめでとう，皆さんはもう大人です。これからは虫歯だけでなく，歯周病にならないためにもブラッシングをしましょう。その方法は〜」と年齢に合ったブラッシング方法を適切な時期に指導すれば歯周疾患はかなり減少できると思います。それができない現在，このサイトお勧めの歯科医院がこの役目を果していくことから始めていく方法が現実的だと思います。

　本気で歯周治療を望まれる方には，歯周病の専門的知識と高度な技術を習得した歯科医師による治療を是非お薦めします。治療にはいろいろな方法がありそれぞれにメリット，デメリットが存在します。価格や時間も治療を選択するうえで重要な条件だと思います。あらゆる治療方法の選択肢を提示し，それぞれのメリット，デメリットをお話しし，その上で患者さんご自身に決定していただきます。ほとんどの歯周治療は保険適応の範囲ですが，いわゆる高度先進医療といわれる分野になると保険診療の適応外になってしまいますので，歯科医師とよくご相談される必要があると思います。一回の治療時間に関しても患者さんのご希望に合わせて治療計画を立てることができます。治療の期間ですが，歯周治療というのは削って詰めるという虫歯の治療と違い，施した処置に対する組織の反応の経過を見ていく治療です。処置に対する反応があらわれるのは人それぞれ時期が違いますので，一概にどのくらいとここでお話しすることはできませんが，ただ一つだけ言えることは，「歯周治療は長い目で見ていただきたい」ということです。そして，治療を続けていく上で一番大切なことは，患者さんが歯科医師に対してどんな疑問でもそれをぶつけられる信頼関係を作りあげていくことです。ご自分の大切な歯ですから納得した治療を受けていただきたいからです。「歯科医院に行ってただ椅子に座って口を開けているだけ。」という時代はとっくに終わっています。 
“一生義歯を使用することなくお食事をしていただきたい”というのが我々のコンセプトです。

歯科医は過剰か？
　最近歯科医師が過剰であるという話を耳にします。テレビでも週刊誌でもそのような事を言っています。さて本当に歯科医師は過剰なのでしょうか？一昔前は一人の先生が1日に40人，50人の患者さんを診ていました。多くの歯科医師が現在もこのペースで診療していたら，確かに歯科医師過剰といえます。しかし，当サイトお勧めの歯科医院は一人最低でも30分，通常は1時間の時間を取り，じっくり治療しています。このようなスタイルで診療した場合，1日に20人も診療する事はできません。つまり，じっくりやる先生が増えればまだまだ歯科医師は不足しているといえます。